アジの開き

アジの開き

塩分濃度の基本は10~15%程度(水1リットルに対して100~150g)。いい加減でも失敗することはまずありません。干物専門店などの干物はこの塩加減や浸ける時間がお店によって異なり、独自の塩分濃度でおいしい干物を作ります。 素材や脂の乗り方でも変わりますが、何度か作ってみてお好みの塩加減や浸ける時間を見つけるのも楽しいと思います。

材料

写真

アジ(開いたもの) 2匹
塩水(15%の塩分の水) 適量
●簡単レシピ例
<鯵の干物ご飯>
(材料)
・鯵の干物
・白米 2合
・生姜 1片
・油揚げ 1枚
・薄口しょうゆ 大さじ3
・酒 大さじ1杯
・和風だしの素(顆粒) 大さじ1杯
・わけぎ 適量
(工程)
1. 白米を洗い30分~1時間浸水し、吸水させてザルにあげる。
2.水洗いした生姜の表面をスプーンでこそげ取り、生姜の皮をむく。
3.繊維を絶つよう薄い輪切りにして、千切りにする。
4.油揚げはさっと水で洗い、キッチンペーパーで押さえて余分な油を取る。
5.油揚げを横半分に切り、7mm幅の細切りにする。
6.炊飯器の内釜に、米・薄口しょうゆ・和風だしの素を入れ、すぐに2合の目盛りまで水(分量外)を加えて、軽く全体を混ぜる。
7.3の刻んだ生姜と5の油揚げを表面全体ににちらす。具材は混ぜずにのせた状態でふたを閉めて炊飯する。
8.魚焼きグリル、または焼き網を強火で熱し、あじの干物の両面をこんがりと焼く。粗熱が取れたら、骨と皮を取り除いて粗くほぐす。
9.炊き上がったら8を載せそのまま2分蒸らし、ふたを開ける。
10.底からふんわりと全体を混ぜ5分蒸らす。
11.わけぎを端から薄切りにして加え、サックリと混ぜて器に盛り、しょうがをのせ完成。

作り方調理時間 ドライ時間 10〜12時間

  1. アジの開きを15%の塩分の水に1〜2時間浸ける。

    アジの開き

  2. 水分をキッチンペーパーなどでしっかりと拭き取りトレイに並べ、70℃、10〜12時間ドライして完成。

    アジの開き

  3. 冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で約1ヶ月保存可能。 ・干物を冷凍または冷蔵で保存する場合は、乾燥や冷凍やけを防ぐため空気を抜くようにぴったりと一枚ずつラップに包み、更に保存用パック(ジップロックなど)になるべく空気を抜くように入れます。 お召し上がりの際は、解凍せずそのまま焼いていただくと、風味を損ない辛くなります。 ・1トレイで乾燥した場合の乾燥時間となります。 ・乾燥時間は目安です。食材のサイズや厚さ、乾燥する食材の量  また、各家庭のお部屋の湿度や温度によっても変わります。  乾燥が足りない場合は時間を追加してください。